教育学系のコースに分類されるコースであり、国際社会への認知を基盤として、世界の中心・周縁を戦略的にずらしていきながら社会における教育と文化に関する視座を獲得することを目的として学びを深めます。欧米のみならずアジアや日本の教育哲学、教育人間学の研究や比較教育学、教育人類学、教育政治学、異文化教育論、シティズンシップ教育の研究、諸国及び我が国における授業研究や教授法の改善などの研究を行っています。

 教育学系のコースに分類されるコースであり、教育学の対象である社会システムや制度、メディア、地域、思想、文化などの多様なテーマを学問の言葉と視線をもって経験することを目的とし、現象分析としての量的調査や質的調査の手法、その教育現象の淵源を問う歴史的手法、制度分析に欠かせない法律学、経済的手法など、社会科学としての方法論の基礎を学びながら、学校教育や各教育制度間の接続のみならず、乳幼児や学齢期の子供、若者、成人や高齢者の教育や福祉との接点、それらを支える基盤や諸関係を対象とした研究を行っています。

 教育心理学系のコースで、幅広い心理学の視点や知識に基づき、社会変動で生じる様々な問題に対処していけるような専門家の育成を目指しています。子供についての知識や規範の習得過程、生涯にわたる心身の構造の変化の過程、集団の中での意識のしかた、環境による認識や行動の違いなどについて学習・研究しています。例えば、学級の中でのより効果的な学習方法を模索したり人生のそれぞれのステージでの心と体の関係について解きほぐしていきます。このような観点から人間の行動についてアプローチしています。

 教育心理学系のコースで、心に悩みを持つ人たちや身体に障害のある人たちを理解し、門隊解決に導くことのできる心の専門家の育成を目指しています。高度産業社会におけるストレス、心理的葛藤、家庭内暴力、不登校、非行、犯罪などの問題行動や発達障害を持つ人々への援助や対処の技法の理論的・実践的な開発について学習・研究しています。障害を持った人たちが少しでも社会的な活動に参加できるような支援の技法の習得もできます。


学部生の声

九大の教育学部は生涯教育や教育制度、また教育学だけに留まらず、教育心理学など幅広く学ぶことができます。私は大学生のキャリア教育やリカレント教育、人生の選択をする際に何を基準に意思決定を行うのかについて興味があり教育学部を選びました。大学選びや学部選びは大変だと思いますが、後悔のない選択をしてください! (教育学部3年)